税理士という仕事をもっとメジャーにしたい!
2024年10月30日
横浜市緑区で開業している税理士の土屋友里です。
つい最近まで夏が長くていつまでも暑くて困っちゃうって思ってたのに
突然寒くなりました。
朝晩の寒暖差も大きくて、体調管理も大変な今日この頃ですが
皆様お元気でお過ごしでしょうか。
先日、業界の新聞…というか、広報誌のようなものを読んでいて
どなたかの書いていたコラムに目が留まりました。
我々税理士の仕事、特に業界全体としての使命の一つに、租税教育っていうのがあります。
要するに、小学校や中学校へ税理士が出向いて、税についての授業を行ったり
いろいろな場所で「税について学んで知ってもらう」イベントなどを開催したりするのです。
で、その方が、とある小学校での出張授業の際に、
「皆さんは、税理士っていうお仕事を知ってますか?」という問いかけをしたところ
ほとんど手が挙がらなかった、とのこと。
「じゃあ、弁護士は知ってる?」と聞いたら、みんな「知ってるー!!」って手を挙げたそうです。
とても残念な気持ちになりました、ってことだったのですが、
私自身を顧みても、子どものころどころか大学生になって将来を考えるようになっても
資格の要るお仕事として医師や弁護士、会計士あたりまでは何とかイメージできましたが
税理士ってなに???って感じでした。いやホントに実は。
私の場合は税理士になるまではかなりの紆余曲折がありましたもので…ww
なんでこんなに知名度がないんだろう?
これじゃ、確かに将来なりたい業種としてなかなか認知されずに、
有能な若い人材が早くから目指してくれる資格にならなくなっちゃう!
って、ちょっと危機感があったりもします。
逆に、最近では将来AIにとってかわられそうな職業っていう方にリストアップされてたりも。
いわゆる、会計帳簿を作る作業的なお仕事の部分は確かにそういう面があるかもしれませんが
私は税理士は人間だからこそできるお仕事であると確信しています。
このホームページのトップ画面等でも書いていますが
税理士は会社でも個人でも、守りたいものを抱えている人に寄り添うことのできる
とても有意義なお仕事だと思うのです。
特に、顧問関係を結んで長くお付き合いすることが多いので、
その方々のご事情を一番近くで一番深く理解している、当事者ではない専門家という立場。
税金の計算をするだけではなくて、将来のことまで考えてどのように継承していくか、
しかも、それぞれの立場の人がいろいろな思惑をもっている中でどうしていくか。
そんなご相談は決してAIなんかには対処しきれない、とても繊細な部分があると思います。
と、そんなことをつらつらと考えていたらふと気づきました。
世の中には、医療ものや法廷ものとよばれるドラマや映画がたくさんあるのに
そういえば税理士が主人公のドラマってあったっけ???
冒頭に戻りますが、子どもたちが税理士なんて知らなーいっていうのは、
身近なところで触れる機会はないし、ドラマや映画や小説や漫画?でもほとんど見かけない、
それが大きな原因のひとつなんじゃないの?
どなたか、税理士が主人公のカッコイイお話、作ってくださいませんかね?
って。
やってることが地味に見えるのかなあ。
ドラマにしても面白くするのは難しいのか。
税金の徴収側は、いくつか有名なのありますよね~古くはマルサの女から、最近ではゼイチョー!とか。
って、ここで初めて
「税理士 ドラマ」って検索してみました。
そうしたら、最初に出てきたページがドラマの話じゃなくてコレ。
税理士がテレビドラマに登場しないのはなぜか?|資格の学校TAC[タック]
やっぱり、なかなか難しいようです。
知る人ぞ知る、カッコイイ仕事、と思うしかないのかもしれません。
トホホ…
草の根で、頑張ろうと思います。
それではまた。