確定申告電話相談センターって知ってますか?
2024年02月16日
横浜市緑区で開業している税理士の土屋友里です。
今年も2月15日を過ぎ、令和5年分の確定申告が本格的に始まりました。
私も、資料集めは進めつつ、実際はまだ12月決算法人が終わっておりませんが(汗)
そんな中、今週、税理士による確定申告電話相談センターの相談員として横浜の会場へ1日勤務してきました。
コールセンターのようにヘッドセットをつけて、東京神奈川千葉の各都県内から税務署にかかる電話のうち
所得税の確定申告書作成にかかる各種相談がオペレーターから繋がれてきて、即時対応する、というものです。
お電話いただく人は税務署に掛けたつもりでいらっしゃることが多いのですが、
実は確定申告についての問い合わせ、ということで選択すると、たいていこちらにかかる仕組みになってます。
電話での問い合わせなので、何を聞かれるかはその場にならないとわかりませんし、先方がうまく説明できないこともあります。
人によっては私につながるまでに大分お待ちになっていて、イライラされていることも。
まずは何をお聞きになりたいのかを素早くつかみ、瞬時に判断して回答したり、お調べしたりして疑問を解消していただくこと、
こちらも知識の引出しをパッと開けたり閉めたりして、即答できるもの、資料に当たるべきもの、ネット等を使用して調べるものなど
いろいろあって結構大変です。
その上、面と向かって話してないし、先方が手にしてる(と思われる)資料やパソコンの画面などを見ることができないし、
言葉だけのコミュニケーションって、実はそれだけでも難しい。根気も必要です。
人によっては相手を怒らせてしまってクレームになることもママあるらしい…(コワイコワイ)
でも、実は、
私はこの手のお仕事を前職でだいぶ訓練済なので、それほど苦ではないのです(^^)
自分のお客様だけでは出てこないような論点を突く質問が来たりして、
アワアワすることもありますが、それもまた学びに繋がります。
気になることがあったらメモしておいて、後で改めて調べて自分の知識の引出しにまた1つ加えられたなぁ、と思うと
あー、このお仕事を今日引き受けてよかったな、と感じられます。
電話をかけてきた人も、センターの設置者にとっても、自分にも、「三方善し」なら一番ですよね。
そして大抵の場合は、最後に相手から「ありがとう」を言っていただけるお仕事です。
まぁ、いつもハッピーに電話を置けるばかりではなく、時々は心折れそうになることもありますけれど…うん、それもやむなし。
ともかく、
今年もあと何日かは自分のブラッシュアップのためにも、こちらのセンターへも行く予定にしています。
もしかして、あなたの質問電話を取ることもあるかもしれません。
どうぞそのときは、ぜひお手柔らかにお願いしますね。
それではまた。