ミュージカル「この世界の片隅に」観劇記
2024年05月29日
横浜市緑区で開業している税理士の土屋友里です。
少し前なのですが、楽しみにしていたこちらの舞台を観てきました。
漫画も、アニメも話題になったこの作品、アニメ映画の時も感動しましたが
戦時中の市井の人々の日常を多く扱うこの作品が舞台になったらどうなるのかな?
しかもストレートプレイではなくミュージカルって。
歌い上げちゃうようなシーンとかあったっけ?などど、素人ながら
期待半分、不安半分な感じでいたのですが、開けてびっくり。
アンジェラ・アキさんの音楽の力、ミュージカルの歌の力にすっかり巻き取られて
涙腺崩壊しまくりでした。本当に、やられた!と思いました。
周りじゅうのあちこちから鼻をすする音がしてきてたので、私だけじゃない!です。
そして、メイン楽曲のイントロにもなっている、たったの5音のフレーズが
劇場を出てからも、家に帰っても、繰り返し頭の中で鳴り続けていて
そのたびに心がその時の気持ちに引き戻される感じ、久々に味わいました。
重いテーマを扱っている作品なのに、ずっしりと暗い気持ちにならないのです。
昨日に続く今日、そして今日に続く明日という毎日が
どれだけ小さな喜びに満ちていてかけがえのないものなのか、
この世界の片隅に生きてる私たちみんながその主人公なんだよな、って思えたり。
家族とか、恋人とか、友達とか、自分に関わる人達すべてとの出会いが
偶然ではなくて必然だったのかもしれない、って気持ちになります。
実は、この作品には私の古くからの友人が出演しています。
主人公、すずさんの義理のお母さん役をしているその友人も、
いつも私にまっすぐ自分の選んだ道を進む強さと潔さを見せてくれる
かけがえのない友達です。
彼女の舞台を観にいくことは、もはや私のライフワークのひとつかも。
いつも「私も頑張ろう!」という力をもらいます。
今回も、しっかり受け取ったよ、ありがとうね!
明日で東京公演は千穐楽ですが、これから各地での公演が始まり、
物語の舞台でもある呉での最終公演まで、かなりの長丁場…。
いろいろなところにガタがくるお年頃の私たちなので、
フィジカル、メンタル面でのメンテナンスしっかりして、駆け抜けてほしいです。
それではまた。
最近日常のことばかり書いてるかな?
お仕事のことも書かなきゃね~(反省)